企業型のメリット・デメリット

普及している、企業型のメリット・デメリット

企業型確定拠出年金のメリット

企業型確定拠出年金は、大企業だけでなく中小企業にも普及は浸透している傾向で、導入企業数は2万社を突破したといわれます。それほど浸透しているということは、メリットが多いことになりますが、企業型確定拠出年金のメリットは、①掛金を企業が負担してくれ、マッチング拠出で自分でも掛金の増額が可能なこと、②掛金に税金がかからないこと、③ほとんどの企業で加入の手続きや口座管理手数料の負担をしてくれること、④運用時や受取時の税制優遇があること、⑤勤続3年以上の加入があれば受給権があり、転職時にも有利、⑥運用商品の手数料が低く設定されている商品がある、⑦自分で好きなように商品運用できること、⑧企業型は、毎月の掛金限度額が個人型より多いこと、⑨企業の経営状態が悪化しても、積み立てた金額が影響を受けることがないなどが挙げられます。現在のように、しばらく低金利時代が続くのであれば、個人で貯蓄をがんばるよりも、企業型確定拠出年金に加入したほうが有利だといえるでしょう。

企業型確定拠出年金のデメリット

企業型確定拠出年金のデメリットは、60歳まで掛けた資産を引き出せないこと、運用商品が限定されて希望する運用ができないこと、会社が導入しているのに自分だけ途中で解約して辞められないことです。掛金額の見直しはできますが、自動的に掛金は積み立てられますので、積み立てた分を例えば、生活費に回すといったことはできません。確定拠出年金の目的は、老後の資産を貯めることですから、度々途中で引き出していたのでは意味がないからです。単に貯金ができるからといって、マッチング拠出で企業型確定拠出年金に注ぎ込むということも危ない選択でしょう。老後の資産を貯める目的なら確定拠出年金が一番有利ですが、目的によって使い分けをしないと、かえって生活が破綻してしまう危険性があるからです。運用商品も限定されますから、どうすることが一番良い選択なのか、悩む問題ではあるでしょう。